社長メッセージ

当社は創業以来90年の長きにわたり、「固体・液体・気体の分離」をコア技術に、時代とともに変化する社会課題に向き合い、その解決に挑み続けてきました。社会課題の解決を事業機会と捉え、社会的価値と経済的価値を同時に創出するCSV(Creating Shared Value、共通価値の創造)経営を一貫して実践してきたことこそ、当社の歴史であり、存在意義そのものであると考えています。
不確実性が一段と高まる時代において、社会・環境の変化を的確に捉え、中長期的な価値創造につなげていく経営の考え方は、当社グループの持続的成長を支える基盤です。
こうした考えのもと、当社グループは2021年に2050年を見据えて、「三菱化工機グループ2050経営ビジョン」を策定しました。本ビジョンでは、「CO₂・気候変動」「資源循環」「水・食料」「自然災害」「労働力不足」を、当社グループが事業を通じて解決すべき社会課題と位置づけています。そして、当社が培ってきた強みも活かしてこうした課題解決に貢献しながら当社の次世代の中核ビジネス化を図る事業として、「持続可能な循環型社会推進事業」「水素を核としたクリーンエネルギー事業」「デジタルを活用した省力・省エネ事業」「水・食・自然災害等の課題解決に向けた次世代技術開発事業」の4つの事業領域を、戦略的事業領域として定めました。2025年度より、この戦略的事業領域を「GX事業」として報告セグメントとして独立させ、目に見える形で本格的な推進を始めた段階です。
また、現中期経営計画(2025年度~2027年度)においては、「事業ポートフォリオの進化」「資本コスト・株価を意識した経営の確立」「人的資本・技術資本の強化」「経営ガバナンスの透明性向上」の4点を骨子に掲げ、経営ビジョン実現に向けた持続的成長を可能とする経営基盤の強化に注力しています。
これらの取り組みについて、財務・非財務の両面から適切かつ分かりやすい情報開示を行い、ステークホルダーの皆さまとの建設的な対話を通じて、当社グループの経営戦略および価値創造の考え方へのご理解を深めていただくとともに、当社グループへの信頼のさらなる向上を図り、中長期的な企業価値の向上と社会課題の解決につなげてまいります。
2026年6月
