事業概要
GX事業
当社は「三菱化工機グループ経営ビジョン2050」で掲げる、4つの戦略的事業領域「持続可能な循環型社会推進事業」「水素を核としたクリーンエネルギー事業」「デジタルを活用した省力・省エネ事業」「水・食・自然災害等の課題解決に向けた次世代技術開発事業」の実現に向け、その推進を加速させるため、GX事業を2025年に立ち上げました。新設されたGX事業推進室がその中心的な役割を担い、事業部門とも調整しつつビジネス展開の加速・拡大を図ります。
GX事業を新たな報告セグメントとすることにより、戦略的事業領域に関する事業計画の進捗度合いを、定量的にモニタリング可能な体制としました。新中期経営計画中については「持続可能な循環型社会推進事業」「水素を核としたクリーンエネルギー事業」の2事業をQuick-Win分野と定め、中計期間の最終年度には事業売上高230億円を目指す計画です。そのため、GX事業を中心とした成長投資に80億円を投じ、技術開発・社会実装の促進とM&Aやアライアンスの拡充による業容・事業規模の拡大を図ります。

エンジニアリング事業
当社グループのエンジニアリング事業は、日本の産業発展とともに成長を遂げてまいりました。海外市場への進出は70年以上前にさかのぼります。以来、都市ガスや水素、上下水道といったライフラインから、半導体原料や石油化学等のケミカルプラント、医薬製造設備まで、幅広く事業を展開してまいりました。近年では下水由来のバイオガスから水素を製造し、水素ステーションを運営する世界初の事業にも携わっています。

単体機械事業
化学工業機械の国産化を目的に誕生した当社グループにおいて、単体機械事業は当社の歴史そのものです。
1930年代に開発され現在も当社の主力製品である油清浄機をはじめ、当社のコア技術である分離・ろ過技術を用いた多くの遠心分離機、ろ過機を開発・製造してまいりました。近年では、ナノテクノロジー、精密ろ過の分野へ注力しており、「産業を支える産業」として、これまで培った技術を活かしさらなるイノベーションを目指します。
