社長メッセージ
株主、投資家の皆さまにおかれましては、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社は2021年に策定した「三菱化工機グループ2050経営ビジョン」において、当社創立100周年にあたる2035年に連結売上高をほぼ倍増させる1,000億円とし、その半分を新規事業領域から得ることを目指すことなどを掲げました。
2025年5月に発表した現中期経営計画(2025年度~2027年度)は、この経営ビジョン実現のための「飛躍の3年間」と位置づけています。経営ビジョンにて設定した、2050年に向けて当社が解決を目指す社会課題に対応する事業領域として定めた4つの「戦略的事業領域」を新たに「GX事業」として報告セグメント化し、中長期的な成長ドライバーとしていくことを明確にしました。
また現中計では、(1)事業ポートフォリオの進化、(2)資本コスト・株価を意識した経営の確立、(3)人的資本・技術資本の強化、(4)経営ガバナンスの透明性向上という、4つの骨子を策定しました。数値目標としては、最終年度の2027年度には売上高900億円(うちGX事業230億円)、営業利益率9%以上、ROE12%以上、PBR1倍以上を目指しています。これらの詳細については、ぜひ中期経営計画をご覧ください。
この中期経営計画の進捗状況ですが、2026年3月期第2四半期(中間)決算においては、主な財務目標をほぼ達成することができました。併せて、2026年3月期決算の通期見通しについても全ての事業セグメントで売上高を当初計画から上積みするなど上方修正し、これに伴い年間配当額も増配計画を発表しました。当社の株価についても、中期経営計画の内容や進捗に対するご評価、ご期待をいただき、好調な株式市況にも支えられて、5月の中計発表以降、大きく上昇しています(2025年11月現在)。
以上の通り、中計の滑り出しは、おかげさまで総じて順調と認識しています。
投資家の皆さまとの対話という点では、9月に開催された「日経・東証IRフェア2025」に初めて出展し、個人投資家に当社をより広く、深く知っていただくことに努めました。ありがたいことに、数多くの個人投資家の皆さまとお話しする機会を得て、当社に対する見方やご期待を伺い、ひいては今後のIR活動の更なる強化に関するさまざまなご示唆をいただくことができました。
当社は、経営ビジョン実現、現中期経営計画の達成に向けて、また株主、投資家の皆さまとの対話を一層強化して企業価値の更なる向上を図るべく、まい進してまいります。
今後とも私たち三菱化工機グループに、ぜひご期待ください。
2025年11月