三菱化工機株式会社

知財戦略

知財戦略の考え方

三菱化工機グループは、知的財産を企業価値向上を支える重要な経営資源の一つと位置付けています。

2050経営ビジョンを達成するためには、事業戦略、研究開発戦略、知財戦略を有機的に連動させ、三位一体による活動を推進していくことが不可欠であると考えています。

事業環境が大きく変化する中において、事業部門が目指す将来像と研究開発部門による技術創出を確実につなぎ、その成果を知的財産として戦略的に保護・活用することが、持続的な競争優位の確立と中長期的な企業価値創出の前提となるためです。この考えのもと、中期経営計画と連動した3カ年の知財戦略を策定しています。研究開発成果の戦略的な権利化を進めるとともに、市場環境や事業ポートフォリオを踏まえた適切な活用を図ることで、事業の成長と収益性の向上を実現し、2050経営ビジョンの達成に向けた持続的な企業価値の創出に取り組んでいます。

知財戦略の位置付け

2025年度~2027年度 知財戦略活動方針

2025年度~2027年度の知財戦略活動方針では、「知財活動の体制整備強化」および「優位性確保のための戦略」の2つのテーマを設定しています。

「知財活動の体制整備強化」については、1.グループ保有知的財産権の管理プロセス確立 2.発明創出推進 を重点項目とし、「優位性確保のための戦略」については、3.研究開発・事業方針に応じた知財戦略、4.知的財産権の戦略的活用 を推進しています。
具体的には、事業部門との継続的なディスカッションを通じて事業ニーズを把握し、特許ポートフォリオ分析を実施するとともに、これまでの知見と最新情報を活かした空白領域の分析を行っています。これらの取り組みにより、注力すべき技術・権利領域を明確化し、競争優位の確立につなげています。

中期経営計画(2025年度~2027年度)知財戦略活動方針:4つの柱

これまでの知財戦略活動では、社内の発明取り扱いルールの作成など体制整備に注力してきましたが、2025年度~の知財戦略活動方針では、事業戦略、研究開発戦略と連動し、発明創出・アライアンス等の推進により技術の差別化を図り、競争優位性を確保します。

知財のガバナンス体制図

知財に関する重要事項については、定期的に経営会議へ報告するとともに、その内容・方針を半期に1回、取締役会へ報告し、取締役会が知財戦略の実行状況およびリスクについて監督を行う体制としています。

知財戦略の実行にあたっては、知的財産部門が中核となり、事業部門および研究開発部門と密接に連携し、事業戦略、研究開発戦略、知財戦略を三位一体で整合させた経営戦略を推進しています。
これにより、研究開発成果の適切な権利化、事業競争力の強化、中長期的な企業価値の向上を図っています。

また、特許に関する評価および報奨に関する事項については、特許評価委員会を設置しています。同委員会は、知的財産部門の執行役員を委員長とし、委員は、委員長から任命された部長職以上の複数名で構成されています。特許評価委員会では、発明の技術的価値や事業貢献度等を踏まえ、実績報奨金の支給に係る業績評価について審議および決定を行っています。

当社は、こうした体制を通じて、知的財産の創出・保護・活用を適切に管理し、持続的な成長を支える知財経営を実現しています。

特許出願実績

当社は、毎年度、全従業員向けの知財研修会を開催し、知財教育の強化を図っています。その結果、知的財産に関する意識が高まり、2025年度には、国内および海外を含めて100件超の特許出願を達成しました。

今後は、特許出願件数の多寡にとどまらず、事業戦略および研究開発戦略に適合した特許出願の質の向上を重視していきます。

知的財産部門、事業部門、研究開発部門の間で緊密な連携し、開発製品の特徴、事業計画および開発スケジュールに即した出願戦略を推進していきます。

特許出願件数(件)  2021年度  2022年度  2023年度  2024年度  2025年度
 国内 15  24  23  39  51 
 海外 20  14  50  63 

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