三菱化工機株式会社

川崎製作所にて、共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)プロジェクト実証現場内覧会を開催しました

2024年12月19日(木)、三菱化工機株式会社(以下「当社」)の川崎製作所にて、共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)プロジェクト実証現場内覧会を開催しました。当日は合計11団体29名の関係者が参加しました。

「COI-NEXTプロジェクト」は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が掲げる「バイオDXで持続可能な発展を導くバイオエコノミー社会を実現」をビジョンとしています。今回参加した企業・団体で構成する研究グループは、ビジョンに含まれる3つのターゲットの1つである「カーボンゼロを推進するバイオものづくり」の一環として、微細藻類による有用物質プラットフォームの開発に取り組んでいます。バイオDX産学共創拠点の中で当社の川崎製作所が実証拠点として選択されており、2023年5月に藻類培養用ガラス管閉鎖式フォトバイオリアクター(以下、PBR)装置が完成、培養実証運転を開始しています。

今回の内覧会では、プロジェクトリーダーの太田啓之 東京科学大学名誉教授より、PBRを利用した微細藻類培養プラットフォーム開発の進捗と、新たに設置した大小2つのレースウェイ型培養装置について説明がありました。新しい培養装置は、自然光に加えてレースウェイ内にLEDを設置しており、天候に関わらず一定以上の光量を確保することができるため、安定的な培養が期待できます。

今後も当社は、研究グループ参画企業・団体と研究を進め、微細藻類を活用したカーボンニュートラル社会の実現達成を目指します。

COI-NEXT_微細藻類の説明
微細藻類培養装置について説明する太田啓之東京科学大学名誉教授と堀孝一研究員
新たに設置したレースウェイ型培養装置
今回新たに設置したレースウェイ型培養装置の説明を受けるプロジェクトメンバー
閉鎖型微細藻類培養装置(奥)と、今回新たに設置したレースウェイ型培養装置(手前・中)
閉鎖型微細藻類培養装置(奥)と、今回新たに設置したレースウェイ型培養装置(手前・中)