2005年09月01日
ニュースリリース
セラミックス吸音板に係わる特許独占実施権等許諾契約を締結
今般、三菱重工業株式会社(本社東京都港区、製品所轄事業所:長崎造船所)と三菱化工機株式会社(本社神奈川県川崎市)の両社は、三菱重工業が保有する「セラミックス吸音板」に関する工業所有権及び当該吸音板の製造に関する技術情報につき、その実施権を三菱化工機に対して独占的に許諾することを内容とする契約を締結致しました。
本契約は、三菱重工業の複合型セラミックス吸音板(製品名:「おとQ」)を主対象としております。「おとQ」はその耐侯性や強度の高さから評価が高まっており、交通・産業分野を中心に近年着実に実績を伸ばしている吸音材です。また、透水性や意匠性の高さからも、今後一層の展開が期待されております。
三菱重工業ではこれまで「おとQ」の事業展開を行ってきましたが、今後増大が予想される市場ニーズへの対応と一層の事業拡張施策を検討しておりました。一方、三菱化工機では既存の事業領域での実績を活かし、自社製品を中核とした環境分野における新事業の展開を模索しており、両社の希望が一致したことから今回の契約締結に至りました。
本契約により、両社の持つ経営資源とノウハウを最大限に活用した効果的な事業展開が期待されます。三菱化工機は、「おとQ」を中核とした防音事業の推進に取り組み、環境改善の領域で社会に貢献してまいります。