- 水処理
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ICリアクター
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ICリアクター
ICリアクターはPaques社(オランダ)が開発したUASB法嫌気処理装置で、全世界に170基以上の実績があります。有機性排水を1~3mm程度のグラニュールという嫌気性菌を高濃度に充填したリアクターで処理するUASB法嫌気処理装置で高速UASB処理装置(高負荷UASB処理装置)と言われる省スペース型の排水処理設備です。
特長
UASB法嫌気処理設備の特長
省エネルギー:電力使用量 1/8~1/15
好気性処理に必要な曝気が不要のため電力使用量の極めて少ない省エネルギープロセスです。
余剰汚泥発生量が少ない:汚泥発生量 1/5~1/15
原水有機物の30~50%が余剰汚泥になる好気性処理に対し、IC リアクターは有機物の70%前後がメタンガスに転換し、余剰汚泥に転換するのは10%以下で、汚泥処分費は大幅に削減されます。
エネルギー回収
有機物から転換するメタンガスは、ボイラーによる蒸気回収やガス発電による電力回収に使用します。
ICリアクターの特長
2段式セットラー(気固液分離装置)
リアクター内の上段と中段に別々のセットラーを設け、リアクター内を上部と下部別々の機能を持たせることにより、メタンガスの捕集とグラニュールの保持力が強化されています。
内部循環:アルカリ使用量 1/3以下、グラニュール肥大化防止
リアクター内で発生するメタンガスによるガスリフト効果を利用し処理水とグラニュールを内部循環させることにより、アルカリ使用量の削減とグラニュール肥大化を防止します。また、循環ポンプ動力も不要となります。
超高負荷処理:容積負荷 20~30倍
独特の内部循環機能と優れた流入分配装置にて、有機物とグラニュールの接触効率を高めることにより容積負荷20~35kgCOD/㎥日を実現。好気処理の20~30倍、従来型UASB装置の2~3倍の高負荷処理を実現しています。
省スペース:設置面積 1/10以下
タワー型リアクターの高負荷処理により、好気性処理の1/10以下、従来型UASBの1/3以下の省スペースプロセスです。
フロー図
主な用途
- 排水処理増設増強時の省スペース化計画をお手伝いさせていただきます。
- 動力費削減、汚泥処分費削減計画に最適のプロセスです。
- 高負荷排水へ適用する場合は、発生する消化ガスによるエネルギー回収(発電、蒸気)のご提案をいたします。
本製品に関するお問合わせ
本製品については、三菱化工機アドバンス(株)のウェブサイトをご覧ください。