三菱化工機株式会社

「下水道展'25大阪」出展のご案内

三菱化工機は、インテックス大阪で開催される「下水道展'25大阪」(会期7月29日(火)~8月1日(金)、主催:公益社団法人日本下水道協会)に出展します。

本展示会では、弊社の技術・製品をわかりやすい3Dイラストでご紹介します。消化槽高効率加温設備(熱可溶化装置)やバイオガス水素ステーションをバーチャルツアーによる実際の設備紹介や、セルフクリーン‐スイングディスクスクリーン、急傾斜対応型ダブルピッチバケットコンベア、ワイヤー巻取り式可動堰をCGや3Dによる映像でご紹介します。

その他、超高速沈殿装置(スパイラルセパレータ)、生物脱臭装置、汚泥堆肥化システムもパネルにてご紹介します。

ぜひ、会場へ足をお運びいただき、ご覧いただければ幸いです。展示会スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしています。

展示会名 下水道展'25大阪
展示会期 2025年7月29日(火)~8月1日(金)10:00~17:00
(初日は10:30より開場、最終日は16:00にて閉場)
展示会場 インテックス大阪 (大阪市住之江区南港北1-5-102 〒559-0034)
当社ブース  3号館 ブースNo. 3-112

第62回下水道研究発表会

日時 2025年7月29日(火)セッション名:N-9-2-4 15:20~17:30(4番目)
会場 アジア太平洋トレードセンター株式会社(ATC)(大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10)第5会場(B3会議室)
発表テーマ 「嫌気性消化における高効率加温設備(可溶化装置)の運転状況について」
発表者  三菱化工機株式会社 水環境プロジェクト部 栗原 元

第50回優秀環境装置表彰 受賞装置発表会

日時 2025年7月29日(火) 14:00~16:00(15分)
会場 インテックス大阪 センタービル2階 C・D会議室
発表テーマ 「回転ドラムスクリーン(セルフクリーン-スイングディスクスクリーン)
発表者 発表者 水環境プロジェクト部 馬場 誠

展示品 

「消化槽高効率加温設備(熱可溶化装置)」:バーチャルツアー・パネル展示

本システムは、下水処理施設における脱水汚泥の減量化とバイオガスの増収を目的とした、消化槽加温設備(汚泥熱可溶化装置)です。汚泥中の有機固形物の分解率、脱水性を向上させることができ、脱水汚泥の排出量を低減させ、バイオガスの増収を可能としたものです。佐賀県唐津市にて「下水道革新的技術実証事業(通称:B-DASHプロジェクト)」にて実証し、その後、既設1860m3(RC製)の消化槽の加温設備として採用され、約2万トンの下水処理場の発生汚泥全量を処理しております。
今回の展示では唐津市様の協力のもと実際の設備をバーチャルツアーにて紹介しながら、導入ポイントや導入効果のご紹介をいたします。

「下水バイオガス原料による水素創エネルギー技術」:バーチャルツアー・パネル展示

2050年のカーボンニュートラル社会に向け、グリーン水素の導入が進められています。弊社はカーボンニュートラルである下水バイオガスから水素を製造する技術を提案いたします。
下水道革新的技術実証事業(通称:B-DASHプロジェクト)」にて建設、実証し、現在もFCV等へバイオガス水素を供給している水素ステーションをバーチャルツアーにて紹介いたします。

「セルフクリーン-スイングディスクスクリーン<SC-SDS>」:3D映像・パネル展示

下水処理場向けに豊富な実績がある回転ドラムスクリーンに自己清掃機能を付属させたセルフクリーンスイングディスクスクリーンを低速・高速処理モード、自己洗浄モードなど、動きのある3D映像でご紹介いたします。

「急傾斜コンベヤ/ダブルピッチバケットコンベヤ」:3D映像・パネル展示

従来チェーン1リンク毎にバケットを取り付けていたバケットコンベヤに対して、チェーン2リンク(ダブルピッチ)単位にてバケットを取り付けることで、バケット容量を大型化させ、搬送量の増加を図りました。その他に(1)こぼれた搬送物の再搬送、(2)コンベヤ終端部での掻き残し解消、(3)部品交換の簡素化、(4)シュート部持ち帰り現象の改善 などの特長を有した新型急傾斜コンベヤです。
実際の機械を3D映像化し、各特長をご紹介いたします。

「ワイヤー巻取式可動堰」:3D映像・パネル展示

合流式下水道改善の一つとして晴天時に雨水沈砂池への汚水の流入防止(ドライ化)を行う対策があります。弊社のワイヤー巻取式可動堰は、ゲートとしての止水性、開閉性はもちろん、緊急時には無動力にて開動作可能な止水設備です。また、ワイヤー巻取式による開閉のため、ゴム堰では設置できない沈砂池の形状においても、設置が可能です。合流式下水道沈砂池のドライ化に求められる止水性、動作性を兼ね備えた設備であります。3D映像にて機器の動作を紹介いたします。

「生物脱臭装置」:パネル展示

弊社の生物脱臭装置は、1993年の初号機納入以来、担体を交換・洗浄することも無く、安定した性能を発揮しております。特長は、(1)長期にわたり圧損の上昇が無い、(2)高濃度臭気(硫化水素1500ppmの実績あり)対応が可能、(3)臭気濃度変動(入口硫化水素100~1000ppmまで変動)対応が可能、(4)水の使用量が少ない、の4点です。これまで下水・農集向けの納入実績も低濃度系・高濃度系(汚泥処理)をあわせ64基で、そのうち生物脱臭単独処理の実績が22基です。一般的には対応困難な臭気に対しても性能を発揮し、下水道の広域化・共同化にも適した装置です。

「超高速沈殿装置(スパイラルセパレータ)」:パネル展示

超高速沈殿装置は、螺旋状の傾斜板(スパイラルプレートパック)を沈殿槽内部に設置し、ゆっくりと回転させることで粒子の分離性能を飛躍的に高めた沈殿装置です。通常の重力式沈殿池に比べ1/5~1/10の敷地面積で設置できる省スペース性が特長です。

「汚泥堆肥化システム」:パネル展示

近年、下水処理場より発生する汚泥処理量の増加に対し汚泥の省エネルギー、省資源による処分方法がクローズアップされています。また農業においては、化学肥料の多用による地力の低下が問題となり、有機肥料が見直されるようになりました。これらの問題を同時に解決できる資源再利用プロセスとして、コンポスト化に着目し、省エネルギー型の汚泥コンポスト化装置の販売を開始しました。

以上