三菱化工機株式会社

みえ脱炭素推進セミナーで「水素製造および二酸化炭素回収技術」について講演を行いました

2月27日(木)、三重県四日市市で開催された「みえ脱炭素推進セミナー」において、三菱化工機株式会社(以下「当社」)研究開発部開発実装課課長の亀田吉典が「水素製造および二酸化炭素回収技術の開発」と題して講演を行いました。約70名が参加した講演会で、当社が水素製造技術と二酸化炭素回収技術の組み合わせによるブルー水素製造技術の確立をはじめ、脱炭素に資する技術の開発に向けて取り組んでいることを紹介しました。

 みえ脱炭素推進セミナー(会場)
みえ脱炭素推進セミナーで講演を行いました
セミナーで講演する当社研究開発部 亀田 吉典
水素製造および二酸化炭素回収技術について説明する当社研究開発部 亀田 吉典

二酸化炭素回収技術は、吸着剤による物理吸着のPSA方式と膜分離方式の2方式に取り組んでおり、前者は川崎製作所の小型水素製造装置「HyGeia-A」に二酸化炭素回収装置実証機を設置、「ブルー水素」対応の水素製造装置の完成を目指しており、後者はNEDO事業として開発中です。

このほか、低炭素水素の製造に向けた当社の取り組みとして、下水消化ガスや鶏糞等のバイオガスから水素製造・水素ステーション、水電解水素製造装置開発によるグリーン水素製造、フォトバイオリアクター等、さまざまな脱炭素に資する取り組みを紹介しました。

水素製造および二酸化炭素回収技術に関心を持つ参加者に、脱炭素社会に向けて、クリーンエネルギーの水素をつくるだけでなく、水素サプライチェーンの構築技術として吸蔵合金水素圧縮機の製品化、水素吸蔵合金配送システムなどにも取り組んでいることを紹介しました。
講演後は水素製造、二酸化炭素回収並びに脱炭素関連技術について、活発な質疑応答が行われました。

ご参考:

お知らせ:二酸化炭素回収装置の実証試験を開始しました。(2024年07月19日)
https://www.kakoki.co.jp/news/2024/07/post-380.html