三菱化工機株式会社

音楽フェス「カラフェス」に水素吸蔵合金配送システムを利用したクリーン電源を供給

三菱化工機株式会社(代表者:田中 利一、所在地:川崎市、以下「三菱化工機」という)、那須電機鉄工株式会社、日本フイルコン株式会社の3社は、2024年5月25日(土)~26(日)に佐賀県波戸岬海浜公園にて開催された「Karatsu Seaside Camp 2024(カラフェス)」の会場メインゲート照明などに、3社が共同開発した「水素吸蔵合金配送システム」を利用したクリーン電源を提供しました。

今回、三菱化工機の小型オンサイト水素製造装置「HyGeia-A」で製造した水素を水素吸蔵合金タンク(MH タンク)に充填して運搬、会場メインゲートに隣接して設置した燃料電池で発電し、会場照明用に電力を供給しました。25日15時より会場メインゲートをはじめとする照明の点灯を開始して、翌日9時まで約18時間にわたり1kwを安定的に電力が供給できることを確認しました。水素使用量は試運転も含め約15m3でした。

「水素吸蔵合金配送システム」を使った電力供給の詳細についてはこちらをご覧ください。
【実証実験レポート】8月26日、南多摩駅夕涼み会にて水素吸蔵合金配送システムの実証実験を3社共同実施

3社共同で開発した水素吸蔵合金配送システムは、水素の貯蔵や運搬が容易なことから、災害時やイベント時など、比較的小規模かつ場所や使用期間が固定されない場所での電力供給に大きな優位点があります。今後も3社は実証実験を重ね、2024年度の商業利用開始を目指して協働してまいります。

水素による電力で点灯中のカラフェスメインゲート
水素による電力で点灯中のカラフェスメインゲート
メインゲートから会場への歩道の点灯
メインゲートからビーチステージ会場への歩道の点灯
水素吸蔵合金ユニットに組み込まれたMHタンク
水素吸蔵合金ユニットに組み込まれたMHタンク
水素吸蔵合金ユニット
水素吸蔵合金ユニット

■本リリースの取り組みを通じて、当社はSDGs(持続可能な開発目標)における次の目標に貢献します。
・目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
・目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう 
・目標11 住み続けられるまちづくりを
・目標12 つくる責任つかう責任
・目標13 気候変動に具体的な対策を
・目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

SDGs