
製品概要
ICリアクターはPaques社(オランダ)が開発したUASB法嫌気処理装置で全世界に170基以上の実績があります。有機性排水をグラニュールという嫌気性の糸状メタン菌を高濃度に充填したリアクター内で内部循環させて有機物を分解処理するUASB法嫌気処理装置で高速UASB処理装置(高負荷UASB処理装置)と言われる省スペースなタワー型排水処理設備です。

▲ グラニュール顕微鏡写真

▲ グラニュール外観
特徴
- 省エネルギーを実現し好気処理と比較して電力使用量は1/8~1/15になります
- 余剰汚泥発生量が少なく標準活性汚泥法よりも1/5~1/15に抑えられます
- 有機物から転換するメタンガスはボイラーによる蒸気回収やガス発電による電気回収に使用します
- 有機物とグラニュールの接触効率を高めることにより好気性処理の20~30倍、従来UASBの2~3倍の高負荷処理を実現します
- 内部循環させるためアルカリ使用量1/3以下、グラニュール肥大化を防止します
- タワー型リアクターの高負荷処理により、好気性処理の1/10以下、従来UASBの1/3以下の省スペースプロセスです
構造図

適用排水
高濃度食品系排水
高濃度BOD(千~数万ppm)排水