女性社員座談会
女性目線での三菱化工機の社風や、会社の魅力などについて、
女性社員が本音で語る座談会。
Talk session
女性目線での三菱化工機の社風や、会社の魅力などについて、
女性社員が本音で語る座談会。
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三菱化工機で働く女性社員の比率は全体の1割強。近年は活躍の場が増えているとは言え、まだまだ少ないと言えます。この状況は三菱化工機に限らず、プラント業界全体で見ても女性比率が低く、業界全体の課題でもあります。そこで、三菱化工機の第一線の現場で働いている、営業職や技術職に就いている女性に集まってもらい、女性から見た三菱化工機とはどんな会社なのか、語ってもらいました。
I.Y
外国語学部卒 2017年入社
プラント営業部 プラント営業課
タイをメインとした海外の日系企業のプラントを対象に、設備の更新や新規プラント建設における営業活動を担当。タイと日本を往復しながら、日系企業の現地プラントにおいて新規建設ニーズの情報収集活動などを行い、課題に対する提案活動を行う。
A.M
生産工学部卒 2018年入社
水環境プロジェクト部
水環境プロジェクト1課
主に下水道施設の改築や設備の更新、修繕工事などを担当する部署にて、設計から試運転までを担う設計兼プロジェクトマネージャーを担当。お客様の要望を伺って設計に落とし込み、スケジュール管理からコスト管理まで幅広く行なっている。
N.A
環境システム工学系卒 2023年入社
水環境プロジェクト部
水環境プロジェクト1課
先輩のプロジェクトに補佐的な役割で参加し、設計や工程管理・コスト管理などプロジェクトの進行を基本から学んでいる最中。各地の現場へ積極的に足を運び、更新した設備の試運転業務なども担当する。
Q1
A.M
就職活動の際、プラント設計会社のインターンシップに参加したことが業界に興味を持ったきっかけでした。ただ、最終的に三菱化工機を選んだのは、選考で出会う人に惹かれたことが大きいです。面接の雰囲気がアットホームで、とても心地よかったことを覚えています。また、同じ大学の女性の先輩が三菱化工機で活躍していて、私も同じように仕事ができるんじゃないかと感じました。
あと、私はもともとプラントの夜景がとても好きで、子どもの頃から「この景色は何だろう」と思っていたんです。成長して、プラントというものを知って、どうやって形にするか疑問に思ったことが、この世界に興味を持った最初のきっかけです。だから、就職活動の際にプラント設計のインターンシップに参加したのだと思います。
N.A
私は大学で環境関連の勉強をしていて、そこで学んだことを活かしたいという思いがありました。大学ではポリウレタンフォームをつくる研究をしていましたが、ポリウレタンフォームって自分が設定した条件によって性能が大きく変化するんです。自分の試行錯誤が目にみえる結果として現れることが面白く、こうした経験をもっとスケールの大きなものづくりで感じたいと思いました。単純ですが、プラントは規模の大きなものづくりです。自分の考えをプラントというスケールで形にしたいと感じたことが、この道に進んだ理由です。
I.Y
私はキャリア採用ですが、入社した理由は会社が海外に力をいれていくこと、女性活躍推進の取り組みに力を入れていくこと、安定した会社であることなど働きやすそうだと思ったからです。
Q2
I.Y
やはり男性が多い会社です。そこで少し感じているのは「女性社員をどう扱っていいか分からない」と、戸惑っている人が結構多い印象があります(笑)。気を遣ってくれるのは嬉しいんですが、そこまで気を遣わずに対等に接してくれればいいのにって思うことがあります。これは大先輩に多いですね、基本的には優しいんですけど(笑)。
A.M
私も同じことを感じていたから笑っちゃいました(笑)。女性に優しすぎる一面がありますよね。例えば現場に行った時、重い荷物を運ばなきゃいけないと「危ないから持つよ」と言ってくれるんですけど、多少の荷物くらい平気なので申し訳なく感じます。でも同時に、たくさんの現場に連れて行ってもらったり、女性・男性分け隔てなく育ててもらっている感覚があります。時には、どんな現場事務所だったら女性にとっていい環境になるか、意見を積極的に聞いてくれます。
N.A
思っていたより積極的に現場に連れて行ってくれますよね。女性・男性で経験の差が出ないように配慮してくれているのかなと、すごく感じます。
I.Y
もう少し、元気があるといいのにって思うことがあります(笑)。営業は仕事柄、挨拶を頑張っている人が多いですが、技術系の部署は元気に挨拶しているイメージがないかも(笑)。
N.A
確かにそうかもしれません。
A.M
ついつい、ボソッと挨拶しちゃうことが多いかもしれませんね(笑)。ただ、仕事では活発な意見交換ができています!上司にも意見をどんどん言える風土ですし、若手の意見をきちんと聞こうとしてくれます。「間違っていてもいいから、まずは意見を言ってみて」と、発言を後押ししてくれます。打ち合わせの話し声はいつも、あちこちから聞こえてきますよ。
N.A
そういう関係性は男女問わないですよね。すべての若手に対して発言を促す雰囲気があると思います。
I.Y
私がプラント営業部に感じるのは、みんなすごく真面目だということです。何事にも、とにかく一生懸命取り組もうとする文化があると思います。お客様からも、そうした点で信頼を受けています。
A.M
確かに、技術系の部署でも「真面目」というキャラクターは共通しています。会社全体がそうなんじゃないでしょうか。まず、仕事をする上で「頼まれたらなんとかしてあげたい」という気持ちを持っている人ばかりです。
Q3
N.A
女性用の社員寮が無いんですが、その反面で、借上げの賃貸住宅を準備いただける点は嬉しいです。寮に住むのではなく、賃貸住宅を選べることが個人的には楽ですから。
I.Y
その点は男性社員も羨ましいと思っているみたいです。寮暮らしも楽しそうですけどね。
A.M
借上げの賃貸住宅に安く住めるので、私も当時は助かっていました。
I.Y
あと、産休や育休はすごく取りやすい会社です。私の周囲でも産休・育休を取得している方が結構いますし、問題なく取れているみたいです。最近は、男性社員も育休を取っているケースが増えている印象です。
A.M
復帰の際に、もとの部署に戻りにくいという話も聞いたことがないですね。
I.Y
周囲も基本的に「復帰する」という前提で捉えていますので、戻りにくいというのは無いと思います。私は取得したことがないですが、全員が積極的に産休・育休を使っているので、将来的にも安心かなとは思っています。
A.M
あと、生理休暇とか、結婚した際の休暇制度もありますよね。
N.A
私にとってA.Mさんは同じ部署の先輩なのですが、働く姿を見ていて「性別に関係なく、第一線で働けるんだ」ということをすごく感じます。自分の担当プロジェクトを持って、責任を持ってプロジェクトを進めている姿を見ていると、近い将来は自分も同じように任せてもらえるように頑張ろうと思いますし、モチベーションにつながっています。
周りの人もすごくサポートしてくれる環境や意見を発信できる文化があり、会社の魅力だと思います。
I.Y
男性が多い業界ですので、外部の方にお会いした時に「女性なんだ」と言われたり、展示会に出展した際、ブースを訪れたお客様から「男性の担当者はいないの?」と言われたこともあります。ただ、そうしたことはレアケースで、基本的に仕事をする上で支障を感じることって少ないです。きちんと自分の責任を果たしていれば、女性・男性というのはあまり関係ないと思っています。
Q4
I.Y
私は現在営業として、日本はもちろんタイなどの海外にも出張に行きます。ただ、三菱化工機ではこれまで、女性社員が営業の前線に出て仕事をすることが、少なかったらしいんです。私もある程度の経験を積んで中堅と言われる立場になりました。後に続く後輩たちの指標になりたいとも思っています。ただ、根本的には「みんなで楽しく前向きに仕事ができればそれでいいんじゃないか」という思いでいます。女性・男性問わず、関わる人に「一緒に働くことが楽しい」と思ってもらえるような存在でありたいです。
A.M
実は入社時に技術系の女性社員は部署に一人もいませんでした。私自身には、結婚や出産などのライフイベントを経験しながらキャリアを積み重ねる姿を見せてくれる、モデルケースになってくれるような先輩がいなかったんです。これから入社してくる後輩のために、自分が女性社員のモデルケースになりたいという気持ちがあります。プライベートのライフイベントも経験しながら、プロジェクトリーダーとしても経験を積み重ねていける、そういう実績を自分がつくりたいと思っています。
N.A
私はまだ経験が浅いので、現時点での目標は一通り仕事をきちんとこなせるように経験を積むことです。まずはそれが、第一歩だと思っています。ただその先もなんとなく思っていることがあります。今、A.Mさんと2人で現場に行くと、「女性2人なんて珍しいね」と言われることが多いです。やはりまだ珍しいと思われる存在だからこそ、そこを強みとして活かせるような働き方ができたらいいなと思っています。ただ、それが何なのかは自分でもよく分かっていません。きっと、その強みを見つけていくことが、この先の目標なんだと考えています。この会社、この業界に自分が存在するからこその強みをつくって、きちんと自覚して働けたらいいなと思っているんです。
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