三菱化工機株式会社

社長メッセージ

写真:三菱化工機株式会社 取締役社長 田中 利一

株主、投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社では、新たな事業ポートフォリオの確立、経営基盤の確立を骨子とした中期経営計画(2022年~2024年度)を策定し、その実現に向けて、共同研究開発の推進や出資、提携など成長分野、戦略的事業領域において積極的な取り組みを推進してまいりました。

現在は、地政学的リスクや世界的な金融引き締め、資源価格や原材料費用の高止まり等に起因する経済の不安定など、先の見通しが極めて困難な時代です。また、カーボンニュートラルの潮流や環境保全、サステナビリティなど、グローバルレベルでの社会的課題への対応が求められている時代ですが、そのいくつかは当社がこれまでに培ってきた水素やバイオガスに関連する技術を活かしたソリューションが提供可能であり、同時に事業の成長機会創出につながります。当社にとってのリスクと機会となるこれら多くの変化に柔軟に対応していくことがますます重要となっています。

当社は、事業の垣根を越えた全社目線の価値観の醸成を目的とした組織変更、事業推進に向けた施設・設備の刷新、更にすべての従業員が能力を発揮し活躍できる環境を整備し、人事制度を見直すなど、企業の体制変革とともに企業風土改革にも取り組んでいます。人材プールの構築と当社グループ横断の人材開発・活用を推進するとともに、従業員一人一人が成長意欲を持って積極果敢に挑戦し、リソースやノウハウを、部門を超えて融通し合い、全社目線での収益性や効率性の向上を目指していくような企業風土の醸成を図ってまいります。

低炭素・循環型社会に貢献するモノづくりとエンジニアリングを行う企業集団として、ESG:環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の観点から事業活動を行っていくことにより、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献するとともに、持続的な企業価値向上を目指します。株主の皆様のご期待に応えるため、創業100周年を迎える2035年を念頭に、経営トップとして当社の「成長と脱皮」に誠心誠意、取り組んでまいります。

リニューアルした本IRサイトにて最新の情報をご覧いただき、当社へのご理解を深めていただくとともに、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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