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1999年12月2日

LPG原料オンサイト型小型水素製造装置を開発・販売

[概要]
三菱化工機株式会社(社長:籔内 康雄)は、東京ガス株式会社(社長:上原 英治 東京都港区海岸1-5-20 TEL03-3443-2111)、東京ガスケミカル株式会社(社長:山本 博雅 新宿区西新宿 3-7-1 TEL03-5322-7611)と共同で、LPG(液化石油ガス:プロパン、ブタン)を原料として低コストで高純度水素を製造する小型オンサイト装置を開発し、販売を開始しました。
3社は、本年1月に、小規模の高純度水素需要家のニーズに応えるため、都市ガスを原料とした製造能力 40立方・/時の「小型オンサイト水素製造装置」を開発し、既に販売を開始しています。

この度、原料の多様化を図るため、新たにLPGを原料として「小型オンサイト水素製造装置」の開発を行い、販売を開始いたしました。また、都市ガス原料機とあわせ50、75、100立方メートル/時のシリーズ化を図りました。工業用の高純度水素は、半導体製造、光ファイバー製造、石英ガラス製造、金属の熱処理および油脂への水素添加などに用いられ、毎年需要が伸びています。

今回開発した本装置は、LPGを原料として、小型でありながら99.999%以上の高純度水素を低コストで製造でき、かつ設置が容易なオンサイト型であり、運転操作性にも優れたものです。これにより、都市ガスが供給されていない工場でも、LPGを原料とすることにより、水素需要に応えることが可能となりました。また、将来都市ガスが供給された場合にも、本装置で対応が可能です。

本装置によれば、徹底した省エネルギー設計により、圧縮ボンベ供給水素に比べ、2~4割程度低いコストで水素を製造できます。パッケージ型の採用により設置スペースを小さくでき、また、LPG、電力、水道さえあれば設置可能です。

この装置は、都市ガスを原料機とあわせ、三菱化工機株式会社、東京ガス・エンジニアリング株式会社(社長:山本 博雅 新宿区西新宿 3-7-1 TEL03-5322-7611)、東京ガスケミカル株式会社が販売するほか、東京ガスケミカル株式会社では、小規模需要家への水素ガスを供給・販売するオンサイト事業(注1)をも進めています。

(注1) 需要家構内に装置を設置し、水素ガスを供給・販売する事業

[本装置の特色]

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