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2000年4月25日

陸上用の大容量遠心分離機
三菱ディスクセパレータの新型機種SJ120Fを開発・販売を開始

三菱化工機株式会社(社長:籔内康雄)は、このたび医薬、食品、ケミカル分野向けの大容量の処理に適する陸上用遠心分離機:三菱ディスクセパレータの新型機種SJ120Fを開発・販売を開始した。

陸上三菱ディスクセパレータは、液体と固体、比重差のある液体と液体、または液体と液体と固体の三相にそれぞれ分離・分級する当社の縦型遠心分離機、三菱セルフジェクタ(英文名:Mitsubishi Self Jector、略称:SJ)の最新モデルであるSJ-Fシリーズをベースに医薬、食品、ケミカルの分野に使用するため開発された遠心分離機である。

また、三菱セルフジェクタ(SJ-Fシリーズ)の特長である、バランスの良い回転体構造と優れた耐震構造等による、優れた分離性能、安定性、メンテナンス性及び高機能のパイロットバルブ機構による、高い固形物の排出速度と洗浄効果を有している。

今回新たに開発された「三菱ディスクセパレータSJ120F」は、これらの特長を有しながら、医薬、食品、ケミカルの分野等に適した容量に大型化すると同時に分離性能を向上させ、従来型において最大であった「三菱ディスクセパレータSJ100F」と比較して約1.3倍の処理能力が得られるものである。

さらに、排出方法において液体又は固体の全量を排出する「トータル排出」と部分的に排出する「パーシャル排出」を操作盤により任意に選択できるため、多様な製品への対応が可能である。

また、自動化装置を組合せることにより、処理物の粘度性が比較的低い静置分離、粘度性が比較的高いろ過分離及び濃縮工程、分級工程など多様な生産ラインに対応が可能となっている。

三菱ディスクセパレータを含む縦型遠心分離機は、昭和17年に油清浄機の国産第1号機が開発・生産され、昭和30年に自己排出型として「三菱セルフジェクタ」が登場し、これまでに通算60,000台を越える実績を有している。

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